ヘレンド ビクトリアシリーズ特集

ビクトリアとは

1851年にイギリスでの万国博覧会でビクトリア女王からの注文を受け、ヘレンドの名を一躍有名にした歴史あるパターンです。
デザインは、東洋風の花と蝶が描かれており、シノワズリを感じさせつつ独自の色調をもつ傑作シリーズです。
細部までこだわった特徴ある縁どりとフォルム全体に配された極彩色の花や蝶が見事です。
熟練したぺインターによって色やモチーフの配置が異なり、世界に１点しかない特別な絵柄をお愉しみいただけます。

ビクトリアの歴史

ヘレンドのビクトリアシリーズは、華やかな歴史を持つ素晴らしい磁器コレクションです。
その物語は、19世紀半ばの世界が大きく変わりつつあった時代に始まります。

1851年、ロンドンで世界初の万国博覧会が開催されました。
この時代、イギリスは七つの海を支配する大英帝国として、その力を世界中に誇っていました。
そして、その中心にいたのがビクトリア女王でした。

この万国博覧会は、世界中の国々が自国の文化や技術を披露する素晴らしい機会でした。
まだ名の知られていなかったハンガリーの磁器メーカー、ヘレンドもこの博覧会に参加しました。
ヘレンドの作品は、その美しさと繊細さでビクトリア女王の目にとまり、ウィンザー城用のディナーセットの注文を受けます。
以来、女王はヘレンドの磁器に魅了されるのですが、特に蝶と花々が描かれたビクトリアの優雅なデザインを気に入ったそうです。

この出来事がきっかけとなり、このパターンは「ビクトリア」シリーズとして知られるようになりました。
そして、ヘレンドの代表作となり、その美しさと品質の高さは今日まで受け継がれています。

食卓に並べられたビクトリアシリーズを見るたびに、19世紀の華やかな万国博覧会の様子や、ビクトリア女王の優雅な暮らしに思いを馳せることができるでしょう。

ビクトリアの特徴

1. 歴史的背景

1851年にビククトリア女王がウィンザー城用にヘレンドのディナーセットを購入したことがきっかけで誕生しました。
この出来事により、ヘレンドの名が広く知られるようになり、ビクトリアパターンは2世紀以上にわたって人気を誇る代表的なデザインとなりました。
大英帝国の絶頂期を象徴するこのパターンは、ヘレンドの歴史と伝統を体現しています。

2.華やかで時代を越えたデザイン

白地に繊細な蝶と花のモチーフが特徴的です。
蝶は自由と優雅さを象徴し、花々は自然の美しさを表現しています。
これらのモチーフは、写実的かつ繊細に描かれ、ヘレンドの高度な絵付け技術の賜物です。
また、金彩が施されることで、より華やかで豪華な印象を与えています。

3.最高峰のぺインター技法

ビクトリアパターンは、ヘレンドの伝統的な手作り技法で製作されています。
熟練したペインターによる手描きの絵付けが施され、一つ一つが芸術作品のような仕上がりになっています。
マスター制度に基づく厳格な品質管理により、高い芸術性と職人技が保たれています。

4. 豊富なバリエーション

プラチナ、ブラック、パステル、ピンク、イエローシノワ、ビクトリアンエマニエルフォンドネーロ等により、同じビクトリアの世界観を楽しみながら、異なるテーブルウェアの雰囲気を演出することができます。
コレクター心をくすぐる美しいバリエーションは時代を越えて愛されています。

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